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ピアノの先生はお医者さん⁇

先日のあるセミナーで、(ピアノ指導者の為のセミナー)ピアノの先生ってお医者さんみたいですよね、と仰られていました。
それに思わず、うん、うん、と頷いてしまいました。演奏を聴いて、美点、問題点や改善点を見つけて、良くなって行くにはどんな方法があるか、各々に応じた対策を講じてアドバイスをする。
よく観察して行けば問題点が浮き彫りになります。この観察力がピアノの先生にはとても重要なのです。胃カメラやレントゲンの様に写して患部を診る機械は無いので、耳と目と、それを受用する心と、第六感が働かなかったら見つけられないのです。
問題点を発見する鋭さが無ければ、スルーされた患部はどんどん悪化して、数年後には塊になって現れてしまいます。
患部が大きくなってから治すには、とても時間がかかります。今までやって来た事と逆の事をするのですから、悪いクセは付けない様に正しい奏法を幼い頃から身に付けておく事は、非常に大事な事なのです。
目下生徒さんにバルトークのミクロコスモスを用いて身体の使い方から修正をしています。大人になってから直すのは大変時間がかかりますが、いい響きを出すには必要不可欠ですからね。
少しずつ良い方向にベクトルを向けて行きましょう。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室