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ショパンは素晴らしくて難しい

ショパン国際ピアノコンクールの二次予選の結果が出ましたね。
小林愛美さんの一次予選の演奏から感じた、抜きん出た才能と素晴らしい演奏に、きっとファイナルまで残ってくれるだろうなという期待と希望を持ちました。外野の私も毎日ドキドキしながら動画を見ています。
未だ一次予選の動画を追っているので、二次予選の演奏は聴いておりません。
ショパンの演奏を見聞きして、ショパンを演奏することは、改めて困難で高いレベルの道中であると、思いを深めました。
音楽性が豊かでもテクニックが完璧でも、到達出来ない境地があるのです。
ショパンには、切っては切れない祖国への愛があります。ポーランドの風景が眼前に浮かぶような、家庭の食卓の薫りが届く様な、ポーランドの息吹、内に秘めたテンペラメント、高い音楽性、品格、そして、高度なテクニックなど、どれを取っても高い頂きであります。どれも満足に弾けた試しがありません。しかし、連日の素晴らしい演奏に触発されて気張って練習してはみるものの、やはり厳しい厳しい挑戦になります。
ショパンが生きた時代の空気を、せめて吸ってみたいものです。
改めて、ショパンの作品の素晴らしさを感じている秋の今日この頃です。
生きているうちに納得出来る演奏をしたいものです。しばらくはショパンコンクールから目が離せません。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室