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久々に本を読む

昨日は久しぶりに子供達が早く寝てくれましたので、読みかけの本を読破することが出来ました。残念ながら本棚には、まだまだ読みかけ本が並んでおります。
夏に行った仲道郁代さんのリサイタルで、ご著書を購入して以来ズルズルと読みつ止まりつ。ようやく最後の章にに辿り着いたそこに、面白い記述を発見しました。暗譜について、です。
読んでいたら、改めて暗譜は大変な作業であると確認してしまう内容でした。私の場合は、暗譜して手の内に入れていないと弾けないというか、楽譜を見ながら弾くよりも、覚えて鍵盤を見て弾いている事の方が多いので習慣になってしまっています。
しかし、私にはクセナキスの作品はおそらく覚えられないと思います。それは耳慣れないからという理由の他に、明確なメロディーが無いから、ソナタ形式の様な、わかりやすい様式に則った作品ではないものは分析が難しい、ではないかと思います。ショスタコーヴィチのソナタはソナタでありますが、非常に複雑で難解です。シェーンベルクの作品も悪戦苦闘しましたので、自分には合わない、(暗譜が出来ない)という意味で、出来ない曲は選ばない方向に進んでおります。こうして、自分の好きな作品ばかりで音楽人生が固められそうです。毎年、今年こそは近現代の作品を選択して腰を据えて勉強しよう、と意気込むのですが、大体途中で、これはレパートリーになるのか?という勝手な自問を始め、違う曲に逃げて中途半端に終わっています。
毎年毎年今年こそは!!!です。近現代が得意なお友達を見ては羨ましいと思い、真似てみては身の丈を知る現実です。読譜が苦手である事も影響していると思います。
暗譜力=読譜力ではありませんが、楽譜を読み込んで、演奏する力は日々磨きたいものです。
本を読んだ話からだいぶズレました。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室