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暗譜で弾くのは何故⁇

弾き始めた曲も手の内に入ってくると、待ってましたとばかりに、次は暗譜して弾きましょう、と言われる事がありますね。
ピアノを習っていると例外なく、着地点が暗譜で弾くところになります。
これは何故でしょうか。
疑問にも思いませんでしたが、生徒さんの質問に、何故でしょうね、と返してしまいました。さて、何故でしょうか。
暗譜が必要の無い場合があります。
伴奏をする時。
これは、歌であっても楽器の伴奏であっても、2台ピアノのオーケストラパートを弾く場合であっても、連弾であっても、暗譜は特に必要ありません。
これは、相手のパート譜を見て確認しておく指揮者の役割にもなりますので、全体を把握しながら支える為にも、譜面を見ながら弾く事が、演奏に置いて杖の様な役割になります。
チェンバロはどんなアマチュアでも、どんなに素晴らしいチェンバリストでも、楽譜を見て弾きます。これは、そういうスタイルだからです。
ピアノは逆で、暗譜で弾く、そういうスタイルになったのです。現在のリサイタル形式を確立したリストが暗譜でジャンジャン弾きまくり、それが受け継がれてリサイタルでは暗譜、が確立されました。
これは、暗譜の歴史からのお話でした。
続く

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室