花の都へ

前回の投稿から、随分と間が空いてしまいました。日常生活におけるアレコレに忙殺されて、気が付けば5月も末です。
気を取り直して、徒然なるままにコンクール行脚記録です。
3次予選に進んだ人は8人程度だったと記憶しています。前回セミファイナルに進んだ日本人はたった一人と書きましたが、間違いで2人でした。男性ピアニスト、女性ピアニストがそれぞれ残り、残念チームは身内の応援団に化けます。ここまで来ると、留学組はチケットを取り直して一斉に帰ってしまい、再び心細くなって来ました。
なんだかんだと居残りしている人は私を含めて6人になり、ファイナルまで聴くのはどうしようか迷いが生じて来ました。最後までポルトに残るのはさみしいかも…。
一計を案じ、ポルトーパリ間を取り直して、日にちを切り上げて後輩宅にお邪魔することにしました。遊びに行くとは伝えていましたが、タフな留学組に触発されて冒険したくなったのです。翌日旅行代理店に出向き、格安のパリ行きを予約しました。日本から来た便はドゴール空港着でしたが、ポルトーパリ間のエア・ルクソールはオルリー空港着でした。
郊外のオルリー空港からパリ中心部まで、エールフランスの循環バスが出ているので、それに乗ればなんとか辿りつけそうです。
セミファイナルのリサイタルを聴いて、その晩荷造りをしました。結局リスボンにも観光に行きませんでしたが、近くのドウロ川たもとにある、ポルトワインの酒蔵見学ツアーを仲間で催して出掛けました。
世界的に有名なポルトワインは甘くて、ふくよかな香り立ち、舌の上でふわぁっとワインが広がり、身体の中に染み込んで行きました。たくさんの樽が並んだ酒蔵から、試飲のワインを頂きました。とろとろとした舌触りで、濃厚で香りが鼻に拡がり、美味しいー‼︎これは何杯でも飲めるね、と品も教養も無い会話をしてしまいました。とても美味しいものでした。
カナダのアイスワインとよく似ていました。
翌日のお別れに備えて、その足でお土産を買いに出掛けました。

安佐北区 ピアノ教室 可部
長西 純子ピアノ教室