パリパリのピアノ

コンクールの手続きは、街中の長閑な場所にありました。学校か市役所の様な場所でした。そこで練習の出来る音楽院の場所と時間割を聞いて、Kさん家族とお別れしました。手続き場所で、初めて参加者の日本人に会いました。プログラムにはエントリーした全ての人のプロフィールと名前、顔写真、プログラムが載っています。現地早着でいい加減孤独感を募らせていましたので、しばらくエントリー場所に陣取り、歳の近そうな、日本人のコンテスタントに声を掛けました。偶然にも彼女も同じホテルに泊まると知って、一緒に行動することにしました。
ホッと一安心。とりあえず荷物を置いたら、音楽院に練習に向かいます。
私の練習時間は2時間あり、夕方からでしたので、ホテルに戻ってお菓子を食べてから、地図を片手にとことこ出掛けました。
ポルト市は何とも坂の多い場所でした。それも急勾配です。ヒーハー言いながら、歩き続けます。坂道ばかりです。ふくらはぎがパンパンに張りました。やっとこさたどり着いた音楽院のピアノは、予想通り弾き潰されてパリンパリンのベニヤ板の様な酷い状態でした。ヨーロッパの音楽院の何処へ行っても、だいたいこんな感じの練習ピアノに出会います。まだ全部のキィが鳴るだけましでした。
久しぶりに指を動かして、練習をしました。
私の一次予選は二日目でした。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室

写真はクレゴリウス教会を背に撮った写真です。写真の接写なので見えにくいですね。

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