ひとりぼっちのポルトガル行き、現地に知り合いもいないし、行く事を決めても不安しかありませんでした。かかりつけの病院で最近どうか⁇何してる⁇と聞かれた流れで、秋にポルトガルに行くんです、と、嬉しそうな反面、悩ましげに低めに話したら、急に先生が、ポルトガル⁇知り合いに毎年行ってる詳しい人がいるよ‼︎ちょっと待ちなさい、と言ってそのまま電話をかけ始めました。そして、知人に紹介したから、今度遊びに行って話を聞いておいで、と、約束を取り付けてくれました。
びっくりの展開です。知らない人に会いに行くのは失礼ではないかと思いましたが、連絡先を渡されて早く電話するように、とのお達しを天からの助けだと受け止めました。何処を当たっても引っかからなかったポルトガルとのパイプが突如現れたのです。
先生に紹介して頂きs氏夫妻とお会いして、現地の日本人のお知り合いにも連絡を取って下さり、私がポルトに着く時に空港からホテルまでの移動を送迎して下さる手配までしてくださいました。
そうした経緯を経て、現地のKさんがヘトヘトな私をホテルまで送ってくれました。
ポルト空港に着く時間が夜間遅く、ホテルまでの距離がかなりあること、移動はタクシーしかない、万が一白タクに乗ってしまった場合の危険を想定したら怖かったのですが、かかりつけ医師の好判断があって人のリレーがつながり、無事到着したのでした。
本当に有り難い限りでした。ポルトは治安が悪い都市ではありませんが、現地のタクシー運転手さんが英語に明るいのか、これも心配でした。
空港は田舎にありますから、全てポルトガル語で返って来たら私が困ります。地球の歩き方のポケット会話で成り立つのかしらんと、これまた心配でしたが、兎に角Kさんが安全安心に送って下さり、ベッドに沈みました。
ホテルの時計は21時半を指していました。

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