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常にレパートリーを揃えておくこと

コンクールは体力勝負であり、たくさんのレパートリーを持っていて全ての課題が満遍なく、十二分に力を発揮出来る様に整えておかねばなりません。自分らしさを存分に表現出来る曲を保持して、常に昨日よりも今日が最高の演奏が出来るように、音楽的に光輝くように磨いておく事が必要なのです。

余談ですが、生徒さんにも発表会やコンクールで弾いた曲はいつ何処でも、何年経ってもさっと弾けるように、持ち曲として整えておくように指導しています。折角弾けたのに、何年か経つと全部忘れてしまった、では、ピアノやってるの??是非聴かせて、と親戚やお友達にリクエストされた時にシマッタ、となって格好がつかないものですね。
コンクールに於いては、課題曲に新曲があったり、手を付けてない曲が入っていたりしますので、力配分を考えながら計画的に仕上げて行きます。
ポルトガルのコンクールでは、協奏曲と1900年以降に作曲された近現代の作品を新しく譜読みする必要があり、ショパンの2番のコンチェルトとメシアンの前奏曲を選び、プログラミングしました。セミファイナルのリサイタルのプログラムでは、二次予選にリストを弾くためにセミファイナルでも重複して作曲家を選べない為、ムソルグスキーの展覧会の絵を入れて、ボリュームが大き過ぎて苦しい事になりました。
一ヶ月でコンチェルトとメシアンの暗譜をして、その他のプログラムもなんとか揃えて、
残り半年でローラー作戦のように曲を仕上げて行きました。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室