音色というけど

音には色がある。
音を表現する言葉に「音色」と言う、音=耳で聴くもの、色=目で見るもの、の全く別の感覚を組み合わせたものがあります。
実際には共感覚と言って、音を聴いて色を感じたり見えたり、数字から色が浮かんだりする感覚があります。
普段何気無く音色をよく聴いて、とか、その音色をはっきり出してとか言いますが、えっと音色、、、どこまでイメージ出来るでしょうか。
具体的に、ここの調性は何色みたいに感じるか?聞いて、音をイメージしてもらうと音色がガラリと変わることがあります。
感じたことを音に表現する、それが音色なのでしょう。
イメージとしての音の色と、共感覚としての音の色は違いますが、音が視覚的に見えないものから、見えるものに変わると音楽も随分変わるでしょうね。
余談ですが、ひらがなで、ねいろ、と書くと、ゴボウみたいな泥だらけの土色が脳裏に浮かびますが、音色と書くと玉虫色のような輝く極彩色を連想してしまいます。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室