前進して

大規模土砂災害から、すっかり気分が落ちてしまった週末でした。
一日も早い復旧と、今まで通りの生活が送れますように祈っています。
心から祈っているのですが、今一度、地球が大きな変化を始めている事実に目を向けて生活をして行く時節に入っているのだと感じます。
特に、あの20日の夜の雷は異常でした。雨も尋常でない力で降り続けました。
雨はいつかやむもの、雷はそのうち遠のくもの、と思っていた根底が覆されたのです。恐ろしいと心から思いました。
裏山が崩れるのではないかと、恐れました。こんな状況でピアノなんて不謹慎だろう、とも思いました。不謹慎ってなんだろうか。音楽とはなんだろうか。
音楽は神様が人間に与えて下さった素晴らしい芸術です。どんな悲しみの淵にあっても、どんな困難に出くわしても、音楽は人の心を揺さぶり、生きる力を呼び起こしてくれるものです。ああ、そうだった、自分も音楽に救われた人間だったからこそ、現実をみて出来る限りのことをして、生きて行く力を呼び戻して行かねば。
どうか、音楽が心の拠り所として生きますように。