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時間を掛けてやりましょう

未就学児のレッスンは工夫を凝らして興味を引くよう心掛けるのですが、そこはなかなか指導計画案通りには行かないものです。
年齢が集中力の時間と同じですので、一つの事を何度も繰り返すと飽きてしまいます。月齢の低いうちに音楽を習い始めるのはとても良い事ではあるのですが、同時に音楽嫌いにしてしまう危険も併せ持つのです。
先ず、年齢の低いお子様のレッスンの場合、ピアノを習う事=ピアノが弾ける様になること、という固定概念を取っ払っていただければと思います。
将来的にはピアノという楽器を弾きこなすに相違は無いのですが、一番大事なのは心や感性を育てるものでもあるのです。指が機械的にカチャカチャ動いて間違えずに弾けて、マシーンの様な演奏をするのは機械がすることであり、芸術の目指すところではありません。レッスンへ来ることでより良い方向へ導くのはもちろんですが、可能な限り音楽がある環境を作ってあげることも重要です。
普段からピアノの演奏の入ったCDなどをかけるとか、一緒に歌を歌ってみるとかの一工夫を家庭でも取り入れてみて下さい。楽器を学ぶ際に環境整備をして行くと、お子様の3年後の伸びが違ってきます。この際の環境整備とは、親や周囲の人達が関心を持つということです。これは幼少期に限りません。土壌作りには教師と保護者の関心があって、ご本人のやる気が持続し、増します。